ジョーカー・ミスティック
20本入り
630円
タール7mg
ニコチン0.8mg
青っぽいパッケージのこのミスティックは、個性的なジョーカーのラインナップの中でも変化球なんじゃないでしょうかね。
でもこれもしっかりと作り上げてありますよ、味と香りは王道からは外れていてもその煙草としてのあるべき姿は立派なもので有ると思います。さっそく開封していきます。
空気穴は1列ありますが、このミスティックのはやや多めに開いています。それからジョーカーシリーズには別に吸い口に甘味が付いていたりはしません。
味わいはなんだかミルクティーのような印象を初めにこそ受けましたが、もっと複雑で奥行きのあるものですね、リキュール系なんでしょうけどその正体は私には残念ながらよく判りません。それでほんのりとですがミント系の清涼感もあります。とても弱いメンソール感とも言えないくらいのものです。ジョーカーの中では一番少ないタールとニコチン量ですが、煙の存在感はしっかりジョーカーしてますね、それが着香の妙なんでしょうか、味の芯にあるビターなジョーカーは上手く抑えてあって、非常にハイレベルに仕上げてあります。
私はこのミスティックがジョーカーの中で一番好きかもしれません。なんかこうアークロイヤル・アップルミントでも感じた微妙なミント感でそう思わせるのかもしれませんが、こういう味わいのシガレットは何よりも珍しいですよ、紙巻でありながらリトルシガーかシガリロにありそうな雰囲気は。どうせ煙草を吸うなら特別な体験がしてみたいと思うことが多いんですけど皆さんはどうでしょうか、いつもの味でほっとするのもいいもんですが、こういうのでこれも煙草の範疇なんだなと確認してみるのも割といいもんです。伸るか反るかはあなた次第ですけどね。