煙草は遊び

メビウス・ライト ボックス

メビウス・ライト ボックス

20本入り

540円

タール8mg

ニコチン0.7mg

メビウスことマイルドセブンもかつてはFKだとかセレクトだとかスペシャルライトだとかの亜流が存在しておりましたが今はもうありません。その理由は様々な原因があるので仕方のないことではありますが、こんな詰らない煙草の最右翼みたいな銘柄を吸うとどうしても思い出してしまいますね。私自身マイルドセブンの亜流系はそんなに買ったことは無かったですから思い入れが特別強いわけではなく、ただこれも自分の中でアップデートが必要な事柄の1つなんだなと納得する訳で有ります。

このライトはオリジナルメビウスのカビ臭いなんていわれる雰囲気をだいぶこそげ落としてあるため、相当に喫しやすいものになっています。

このシリーズは以前よりも明らかに味が良くなっています。そしてなぜ今回ソフトパックではなくてボックスの方を紹介しているかというと、私は紙巻煙草はソフトよりもボックス派なんです。以前は若いころは断然ソフトパック派でしたけど今はソフトパックは考えられません。なぜかというと理由は簡単です。ポケットやカバンの中でぐしゃぐしゃになるからです。狂った果実の折れたハイライトも吸う気にならなかったって言うじゃないですか。そういうことです。

そりゃあソフトパックから紙巻を取り出す仕草とか、折れ曲がった紙巻を銜える様なんかは味わい深いものがあるのは解るんです。でも今は要らない。もう要らないと言うべきかも知れません。なんかカッコつけの一環としてそれらの要素があったような気がして何だか気持ちが悪いんです。ジッポトリックを人前でカシャカシャ練習してるアホ面の小僧みたいでいい加減恥ずかしいんですよね、カッコつけようとして逆に相当にカッコ悪くなってしまうのが信じられないんです。私が年齢とともに枯れたのもあるでしょうけどこの今の嫌煙の世界では煙草とそれにまつわる様々な事柄を目にする機会が減ってしまって、本来そういったものが持っていた意味みたいなものが通じなくなってしまっている。 そんな風に感じているからであります。

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空気穴は1列。

日常の日常的な煙草ですね。味は変わった部類なんですが、変にカッコつけない紙巻煙草です。

売れてる割にはあまり話題にならない煙草ですね。
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マールボロ・ゴールド・ボックス

マールボロ・ゴールド・ボックス

20本入り

570円

タール6mg

ニコチン0.5mg

ケケ・ロズベルグというフィンランドレーシングドライバーがこのマルボロライトカラーマクラーレンでF1を走ったことがあるのは一部の人には有名ですが、マルボロライトはゴールドなのにマシンはなぜか黄色でした。1986年の話です。

レーシングカーといったら煙草だったんですけどねえ、マルボロ、キャメル、JPS、ロスマンズ等々。

フィリップモリス社は10年以内に日本から紙巻煙草を撤退させるらしいですね、まあPM社の紙巻煙草は調整がイマイチでいまはあまりいい印象はないんですが、電子タバコよりはマシだと思います。だから今のうちに味わっておくことにします。パーラメントは残して欲しいけどなあ。現在PM社の煙草でまともなのはあれだけですから。

でもマルボロやラークはJTで出したりするかもしれませんね。

パッケージはなんというかお洒落っぽくはありますが、薄っぺらいようにも見えるそんな感じです。

味の方も可もなく不可もなく纏まってはいます。でも、これに570円出すのなら490円でハイライトを買った方が間違いなく幸せになれます。

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空気穴は1列。大き目疎ら。

軽い煙草なんでね、そんなに大した煙量感やら豊潤さ、コクなんかがある訳じゃないですよ。

初心者向けです。入手性は良い方ですね。未喫の方は試しに買ってみるのもいいかもしれません。悪いもんじゃないですから。

でもこれに拘るっていうのは私には考えられません。いくら何でもいろいろ浅すぎます。

現在の住宅は気密性が高いので煙草の煙が籠ってしまってどうしようもありません。昔はテレビでF1観ながら金マル吹かしても然程異常でもなかったんですが今はダメですね。住宅の気密性が上がったことも昨今の嫌煙に拍車をかけていると。たいして収入がある訳でもないのに新築の一戸建てなんかに住むからいけないんです。

だからボロ家に住めばいい訳ですよ。
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クラン・アロマティック

クラン・アロマティック

40g入り

1330円

パイプたばこ

たまに日本に来なくなるこの煙草は、歴史もあって根強い人気があるんでしょうか。

でもこれを1番好きと答えるスモーカーはあんまりいないんじゃないでしょうか。私自身も実を言うとあんまりいい印象は残っていなくて、 暫く買っていなかったのですが一体どんな感じなんでしょう。

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デンマークスカンジナビアンタバコ製です。洒落たパッケージです。
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こんな風にパッケージに煙草としての強さ、着香の強さ、ルームノートの表示が有ります。

5段階表示で、

Body:3

Aromatic Taste:4

Room Note:3

とあります。まあ普通で、着香はやや強めと捉えておけばいいのでしょう。
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フィヨルドでしょうかこれは、絶対に日本人には思いつかない構成のパッケージデザインと思います。

14種類の葉っぱをぶち込んでユニークな味わいになったみたいなことが書いてあります。
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数年ぶりのこの煙草、葉の色合いはもっと明るかった気がしましたが案外ダークな色合いですね。火を付ける前の香りも思いのほかスモーキーなものです。
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こいつを欧州のどこかの国の貧乏学生は手巻きでやるとの情報をかつてどこかで目にしたことが有ります。

で、巻いてみました。味の方はココアの香りにスモーキーさが加わっていい具合です。これはやっぱりラタキアが効いているということなんでしょうかね。

でもやっぱり刻みがパイプ用で大きいですから、火種の維持が必要となり快適に喫するのは難しいですね。手巻きにするにはおとなしくファインカットの方を選ぶのが正解のようです。

これの紙巻煙草を出せばいいのに。
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パイプ煙草はやっぱりパイプでやった方がいいはずです。

予想外にスモーキーな香りがしましたので、私が最近呑んでいる安いウイスキーと合わせてみました。トワイスアップとかそんな洒落た飲み方じゃなくて烏龍茶割りですよ。それも安いやつ。

するとあることが判明しました。クランとは一族とかそんな意味ですが、今の私は下町で安い酒を呷り、安い煙草を燻らしている訳ですが、そんな風情を楽しむ(楽しめる)奴等みたいな事なんだと。

お金なんか掛けなくたって楽しみはそこにあるんだ。そう言う事が解る連中がクランなんだと、だからこの煙草はクランっていうのだと。

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でも、手巻きでもやれる葉っぱですから燃えるのは速いですね。味はほんのりとラタキア薫香にやり過ぎない着香が掠めていく感じ、何だか以前に喫した時よりもいい印象を受けました。

毎日呑むお酒は安いのを適当に呑めばいい。煙草だってカッコつけずにこういうのを巻いたりパイプでやったりすればいい。こういうのを楽しめるのならばクランの仲間入り完了というわけです。

KEMUlier(ケムリエ)第14号

KEMUlier(ケムリエ)第14号

愛煙家向けのフリーペーパーです。

TLCの会員店舗で配布されているものです。

いきなり14号からですいません。私一人ではこういったものには目が付きませんでして、連れがいるとこういうものにも気が付くというものです。

表紙はこの方でした。 

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この方は駅前の放置自転車にも独自な視点の考えをお持ちです。
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生きていることの狼煙だそうです。表紙で銜えているのはメビウス・オプションパープルの1ミリでしょうか。
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加熱式はこれからどうなっていくのか。
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こちらなんかは煙草が好きな方ならきっとご存知のお店でしょう。すごい品ぞろえですね。
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煙草煎餅は小田急線秦野駅前のお店で売ってます。

未成年でもOKなやつです。

秦野は今では煙草葉の生産は行っておりませんが、種の保存はされており、秦野たばこ祭という観光祭が毎年秋に行われておりましてそこで展示されていたりします。私も何回か行ったことがあります。

未成年でも煙草吸い放題とかそういうわけではありませんよ。
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煙管に根付。

刻み煙草は小粋を何年か前にやっていたことはあるんですが、刻みが細かいので乾燥しやすいんですね、でもあれはあれで面白いもんです。パイプとはまた違った世界観です。
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達磨の目玉が飛び出す根付。

お目でとう!だそうです。一休さんの髑髏の話を思い出しました。
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こういう読み物は葉巻やパイプをやりながら見れば煙草が更に美味しくなるのかもしれません。
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次号はそろそろ店頭に並ぶ頃みたいです。バックナンバーはメルカリなんかでも入手できると思います。どうしても手に入れたいという方は探してみてはいかがでしょうか。
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センカ・コミュニケーションズとは広告代理店です。

それにしてもこういう冊子が存在するということは、煙草の世界は本当に厳しいものになってきていると感じざるを得ません。
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キャプテンブラック・クラシック

キャプテンブラック・クラシック

20本入り

640円

リトルシガー

キャプテンブラック・リトルシガーのプレーンみたいなやつ。

他の3種のような派手な着香は有りません。着香なしというわけではないようですが、あくまでも素のリトルシガーを味わう煙草ですね。

これがキャプテンブラックの素の状態かどうかは定かではありませんが、おそらくはダーククリームとチェリーからあのフレーバーを抜いたらこれになるのでしょう。ホワイトクリームは煙草としては他よりも少し弱かったです。これは空気穴の多さで調整した結果でしょう。

クラシックの味わいは米櫃の米を直に嗅いだような雰囲気ながらもなんともアメリカ風と表現したくなる香りと言えるもので、リトルシガーなんだからこれでいいでしょう。と、言いたげではありながら今日日わざわざこれを求めるのは酔狂とも言えるでしょう。

どうせなら、たまにしか買わないのであればフレーバーの効いた方を選択した方がいいように思えました。 値段分楽しめるかは人による大人しさです。

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空気穴は疎らに1列。このクラシックだけは吸い口に甘みが付いていません。そして入手性は一番悪いかもしれません。マニアックな煙草ですね。

パイプのキャプテンブラックにはこのようなプレーンな存在はありません。手巻きもありますがあちらはまだ試したことが有りません。こんど手巻きバージョンも買ってみようと思います。

手巻きってめんどくさくてどうも苦手なんです。味もパイプには及ばないですし、煙草の入門には良いでしょうけど。吸うたびに巻くのが面倒なので一度に1日分巻いてしまえばいいんですが、シガレットケースを待ってないんです。

だからとりあえず今度シガレットケースから揃えてみようと思ってます。そう言えばアクロポリスもスタッドオートマールスムも既に廃盤なんですよね。あの2つは紙で巻かないで大ぶりな煙管ぐらいのパイプでやってたことはあります、まあそのうち手巻きの方もレビューしてみましょう。

いずれにせよこのクラシックはインパクトは少なかったですが良いリトルシガーだと思います。

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キャプテンブラック・チェリー

キャプテンブラック・チェリー

20本入り

640円

リトルシガー 

チェリーです、これが日本で普通に入手できるキャプテンブラックのリトルシガーでは一番新しいバリエーションです。

まあその着香具合は凄まじいの一言ですよ。ビスコっていう小振りなビスケットがありますけどあれにもしチェリー味のクリームをサンドしたバージョンがあったとしたらそれに近い味わいだと思います。

強烈なチェリーのフレーバーに煙草の香ばしさが合わさってその様な感想を抱かせたのでしょう。

これは人を選びますね。アジアン雑貨店の香りそのままともとれる代物です。これをやる場合は周りの人たちにも注意を払わないとクレームがつくのは想像にたやすいですよ。

私は好きですけどね。

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バーコードは746なのでドミニカ共和国製みたいです。キャプテンブラック・リトルシガーは全4種とも746ですね。

葉巻の製造はお手の物でしょうから、こんな尖がったものも作れてしまうんですね。でも味は尖がっている印象はありません。イガイガピリピリはなくてあくまでも超弩級のチェリー。
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空気穴は1列、穴はかなり疎らです。

以前の旧デザインではこのチェリーだけはフィルターの持ち手部分には濃いめのピンク色でこのロープ模様とCaptainBlackの文字があったのですが、今のデザインでは他と同じシルバーに統一されています。コストダウンできるところはとことんするということでしょうか。少し残念ですね。

このリトルシガーはお菓子とかおやつみたいな存在ですので、どのタイミングで吸ってもいいものなのかどうかは微妙ですね。つまりは常喫は厳しいレベルなのかもしれません。ということは気分転換にはうってつけと言えるのではないでしょうか。こいつはいつも常備しているけれど、毎回火を付けるわけではない。そんなやり方からやってみると良いでしょう。そうすれば苦手を作らずにこういった個性の強い煙草も普通にやれるようになるんではないでしょうか。

でもまあ、ダメって人はダメでしょうなあ。それぐらいの強着香です。
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マールボロ・ミディアム・ボックス

マールボロ・ミディアム・ボックス

20本入り

570円

タール8mg

ニコチン0.7mg

普段はリトルシガーにシガリロ、パイプと煙草を楽しんでおりますが、あまりこれ見よがしにやっているわけではなくて、仕事なんかの時はこういったのを買うんです。

煙草の人みたいに思われるのは本意では有りませんので。 

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そうしたら何やら外国に行ったときにパスポートに押されるスタンプみたいのがパッケージにあるではありませんか。
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こんな風に。
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何かと思えば(わかってましたが)キャンペーン中でした。

コロナ禍で外国に好きに行けないもんだから、これ見よがしにこういうことをやって来るんですよ。PM社ってのはホントにアレですね。
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何が当たるのかと思ったら、それぞれ1000円ぐらいで近所のホームセンターでもそろいそうな靴にリュックにサングラスに腕時計。

個人的にはこういった煙草のキャンペーンは好きじゃないです。せめてライターや灰皿などの喫煙具が当たるのならまだしも煙草と関係のないものが当たっても別に嬉しくはないですよ。

パッケージがいつもと少し違うのも物凄い違和感を感じます。お正月仕様のマイルドセブンぐらいなら許せますが、こういうので購買意欲が上がる人ばかりではないんですよね。

定額制ならいいかもと一瞬思いましたが、そもそも紙巻煙草をあまり吸わないので逆に損ですね。

いずれにしても煙草業界はそれだけ厳しい状況ということですね。世間と逆方向に向かっているわけですからね。
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空気穴は1列、ルーペで見ないとわからないレベル。持ち手はグリップが効いていて滑りにくくなっております。

私は赤マルよりもこれの方が好みです。ルーズだとか雑だとかそんな雰囲気は全くなくてかっちりとした味わい。何というかバランスのいい味です。品質も悪くないですね。紙巻煙草はこれだけでもいいぐらいです。燃えるのは少し速いかも知れませんが目くじらを立てる程ではないようです。

このミディアムの方が絶対に総合的な出来が良いです。赤マルだとこのかっちり感が逆に何というかキツさに感じられてしまうのです。ニコチンが強いのとはまた違った逃げ場の無い感じがあるんですよね。だから私はマルボロはミディアムがいいと思います。
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