キャプテンブラック・パイプロイヤル
42.5g入り
1290円
パイプたばこ
キャプテンブラックはパイプにリトルシガー、そして手巻き煙草もラインナップされており、幅広いユーザーに支持されているアメリカ煙草です。
パイプ版は他にもオリジナル、ゴールド、パイプチェリーとありますが、これだけ未喫だったので買ってみました。
ロイヤルと名が付いておりますので、オリジナルよりもマイルドなものとなっており、これはバニラチョコレートのフレーバーですね。
しかしながら、ルームノートはとても甘いものであるにも関わらず、喫味はそれほど甘くなく、クリーミーで優しいものになっています。やはりそういったところはキャプテンブラックだなと思わされますね。
こいつはブラックキャベンディッシュとゴールデンキャベンディッシュのブレンドなのかな、多分。
カットが細かいです、リボンカットですがラフカットもありますね。硬さも柔らかいですし、パイプに詰めるのも楽です。手巻きにするなんて選択肢も無理のないものと言えるかもしれませんが、湿り気がありますんで、手巻きでは火種の維持が難しいかもしれません。
キャベンディッシュってのは元は船乗りが煙草葉を腐らせないように幌布で固く圧縮して保存していたのが始まりだそうで、このキャプテンブラックという銘とはそんなところで繋がりそうではあります。
アメリカ製(違うみたいです。雰囲気アメリカ製ということで。)のヨーロッパタイプであるせいか、キャプテンブラックはコーンパイプと相性が良いような気がします。構えずに気軽にやるのがいいです。
喫煙後にはチャンバー内がベタベタになるほどの葉っぱなので、普通のブライヤーパイプを使うのは躊躇する方もいるかもしれません。私は気にしません。
1ボール一気に灰にするのもいいですが、ここはわざと数回に分けて吸えばコスパもいいし、1日の時間の使い方もパイプに左右されずに済みます。非常にしっかりとした着香がなされているためか、最初から最後まで味わいの変化は殆ど感じられません。そういった特性を持つ葉なので、こういうことも可能なのが常喫系パイプ葉のいいところです。
葉巻だとそうはいきませんね、あちらはレールが1本敷かれていて、起承転結が決まっています。それに何より一度火を消して再着火なんてしたら味が落ちますから。葉巻は映画館で観る映画、途中で上映を中断させることはできません。パイプは家で観る映画、好きなタイミングで中断が可能です。
講釈を垂れていますが、パイプは10人居れば10通りの楽しみ方がありますので、この人はこんな事してるんだなあぐらいに思っていただければいいと思います。