煙草は遊び

ジョーカー・ミスティック

ジョーカー・ミスティック

20本入り

630円

タール7mg

ニコチン0.8mg

青っぽいパッケージのこのミスティックは、個性的なジョーカーのラインナップの中でも変化球なんじゃないでしょうかね。

でもこれもしっかりと作り上げてありますよ、味と香りは王道からは外れていてもその煙草としてのあるべき姿は立派なもので有ると思います。さっそく開封していきます。

f:id:UigOig:20240413230221j:image

空気穴は1列ありますが、このミスティックのはやや多めに開いています。それからジョーカーシリーズには別に吸い口に甘味が付いていたりはしません。
f:id:UigOig:20240413230224j:image

味わいはなんだかミルクティーのような印象を初めにこそ受けましたが、もっと複雑で奥行きのあるものですね、リキュール系なんでしょうけどその正体は私には残念ながらよく判りません。それでほんのりとですがミント系の清涼感もあります。とても弱いメンソール感とも言えないくらいのものです。ジョーカーの中では一番少ないタールとニコチン量ですが、煙の存在感はしっかりジョーカーしてますね、それが着香の妙なんでしょうか、味の芯にあるビターなジョーカーは上手く抑えてあって、非常にハイレベルに仕上げてあります。

私はこのミスティックがジョーカーの中で一番好きかもしれません。なんかこうアークロイヤル・アップルミントでも感じた微妙なミント感でそう思わせるのかもしれませんが、こういう味わいのシガレットは何よりも珍しいですよ、紙巻でありながらリトルシガーかシガリロにありそうな雰囲気は。どうせ煙草を吸うなら特別な体験がしてみたいと思うことが多いんですけど皆さんはどうでしょうか、いつもの味でほっとするのもいいもんですが、こういうのでこれも煙草の範疇なんだなと確認してみるのも割といいもんです。伸るか反るかはあなた次第ですけどね。

ジョーカー・コア

ジョーカー・コア

20本入り

630円

タール11mg

ニコチン1.2mg

ジョーカーにはバリエーションが存在しています。タール・ニコチンの多い少ないとかそういうんじゃなくて、味わいそのものが違っているんですね。今日はその中のコアを選んでみました。

パッケージはカオスの黒に対して茶色いソフトパック。サイズはやはり120'sのスリムサイズを採用していますね、ジョーカーですからね。

f:id:UigOig:20240411220810j:image

空気穴はやはり1列。

見た目はカオスと同じようです。
f:id:UigOig:20240411220814j:image

その味わいはどんなものかというと、これはフレーバーが付いていません。葉っぱのブレンドのみで勝負をかけているのですよ、ちょっと意外でした。

長いですから序盤は弱く感じるんですが中盤以降はジョーカーらしいビターさに加えて煙草らしいあの甘味とほんの少しだけ辛みも感じてくるんです。なんかピースみたいな雰囲気を感じますね、濃くてみっちりとした煙が押し寄せて来るのです。すごくこれはイイもんですよ、カオスは着香を絡めた形でスイート&ビターを極めた感じでしたがこれはまた違った真逆ともとれる方向性でスイート&ビターをを極めたみたいですね。

やっぱり値段なりに良い葉っぱを使っているんでしょうか、例えラフに吸っても香りがおかしくなるでなくちゃんとこれがコアなんだぞと主張を曲げるようなことはありません。昔のジョーカーはセブンスターが220円の時代に260円してましたから、昔も今も本気な煙草なんですね、ちゃらけてないんですよ、このサイズだって冗談でこうなってるんじゃなくてこの細さと長さでひとつのジョーカーっていう短編みたいなもんを世に放っているということでしょう。普段吸うような銘柄に幾らか足せばこういうのに巡り合えるんですね。

ジョーカー・カオス

ジョーカー・カオス

20本入り

630円

タール13mg

ニコチン1.3mg

JTの旧ジョーカーが廃止になって20年ぐらいは経つんでしょうか?

何年か前にリトルシガーとして復活してたんですが、それは結局吸わずじまいで今日に至るわけで、そんならば今手に入る紙巻のジョーカーでもって感じで購入してみたんですよ。このシリーズもモタモタしてると廃止になってしまうとあれなんでね。

120ミリのスリムサイズは元祖と同じでありますが、パッケージは今風というか何というかTPOを弁える必要性がありそうな様子。

f:id:UigOig:20240409183624j:image

空気穴は1列で、御覧のような見た目。茶色い吸い口に茶色いテクスチャの巻紙で、リトルシガーのようなその印象はいかにもジョーカーそのものと言えるでしょう。
f:id:UigOig:20240409183627j:image

味わいは甘くてビター。メープルシロップとチョコレートのフレーバーがグッと来ます。

濃ゆい煙は薄すぎるでなく、しつこ過ぎるでなく、その強めのフレーバーと相まってコーヒー牛乳みたいな雰囲気をもたらしてきますね、昔のジョーカーがどんなだったかイマイチ記憶の彼方ではありますが、こういうチョコレートっぽい味わいだったのはなんとなく覚えています。アークロイヤルワイルドカードはおそらくジョーカーのオマージュ煙草でしょうが、やっぱりこの本家の方が美味しいですね。

製造自体はスイスで行って販売は日本たばこアイメックスになってますけど、このサイズの紙巻を作る機械はもしかしてもう日本にはないのかもしれませんね。憶測ですけどね。

私はこういう味の濃い煙草は大好物ですから、そんなことはどうでもよくて、美味しい煙草が吸えればそれでいいんですよ。でもまあ、人を選ぶ煙草でしょうね、味と言いサイズといい値段だって安くはないし、入手性もいいとは言えない。それでもそういうのを乗り越えてでも1回試してみる価値はあると思います。

ジョーカー・カオスは私にとってそんな煙草でありました。

キャメル・クラフト・メンソール ペアーカプセル・8・ボックス

キャメル・クラフト・メンソール ペアーカプセル・8・ボックス

20本入り

430円

タール8mg

ニコチン0.4mg

安いキャメルの新製品のようです。ペアーカプセルっていう洋梨のフレーバーが搭載されたモデルです。

f:id:UigOig:20240407203139j:image
空気穴は1列ありまして、デザイン的にはベリーカプセルと同様で駱駝マークが黄色っぽい色をしているぐらいですかね、違っているのは。

f:id:UigOig:20240407203400j:image

箱を開けた途端に鋭いメンソールの香りが漂って来ました。

そしてシガレットを銜え前歯の裏でカプセルを潰すと洋梨風の香りが口腔内に広がりますが、しつこいもんじゃありません。タール8に対してニコチンは0.4で、これは現在のベリーカプセルと同様のスペックとなっております。それから5ミリのバージョンも存在しているみたいですね。

味わいの方は安いキャメルのシリーズですのでそれほど大したものではないんですが、強めのメンソールでスッキリと味わうことができます。メビウスのオプションレッドとイエローは廃止になったような気がしましたが、このペアーカプセルは果たしてどれだけ受け入れられるんでしょうね。私はそんなにペアーカプセル自体は悪くはないと思うんですが、全体から受ける印象はどうしても安っぽく感じられてしまいます。

まあ、この値段ですしこれでいいんだと妥協できる方はこういうのでいいんでしょうけど、そうでない人はいずれこの銘柄からは離れてしまうような気もするんです。そしてひっそりと廃止に追いやられると。

一般大衆スモーカーに受ければそれはそれでいいんでしょうけど、果たしてどうなるものか。

悪いもんじゃないです、値段なりに纏まってます。これから暑くなる季節にこういうさっぱりとした煙草は良いものです。しかし、例えば5年後にこの煙草が有るかどうか、それはわかりません。

zippo パイプ用 インサイドユニット

zippoというものを使わなくなって15年ぐらい経つんです。

しかし、この前いつものようにネットショップを流していたら偶然にもパイプ用のインサイドユニットだけ売っているのを見つけてしまったものですから、思わず購入を決めたという訳なのです。

f:id:UigOig:20240316202534j:image

色はゴールドですが、私が今回zippoのがわとして選んだのは2004年製のアーマータイプの銀色。長らくしまい込んでいたものだから黒ずんでいますが、使っていくうちにまた変化していくことでしょう。

パイプ用zippoにはアーマーはないと思いますので、イイ感じだと思っています。

普通のzippoとの違いを軽く説明しときますと、本来炎が上がる部分には取り外し可能なキャップが付いていて、風防の横のところに丸く大き目の穴が開いています。
f:id:UigOig:20240316202540j:image

使い方としては下の写真のようにボウルトップに乗っけて火をつけるんですが、炎は当然上向きにでます、それでも吸い込めばその時だけ炎は下に行くんです。よくできてますよね、ちょっと炎が大きすぎるかもしれませんが気にしないことにします。むしろその方が素早く着火できるのでいい事と思います。
f:id:UigOig:20240316202537j:image

zippoですから当然燃料はオイルになるわけですが、葉っぱが香りの強いものだからかもしれませんが臭いはさほど気になりませんでした。

それから、パイプだけじゃなくてシガレットにも問題なく着火できます。上のキャップを外さなくても横から点ければいいのです。変に外すと緩くなって嵌らなくなったりなくしたりしそうなので外さない方がいい気がします。さらに言ってしまえばこんなキャップはなくても問題はなさそうではあります。

これはzippoなので当たり前ですが左右どちらの手でも着火できますのでそこも便利なところですね。

パイプ用zippoはいい物なんじゃないでしょうか。

ネオシーダー

ネオシーダ

20本入り(1日10本まで)

400円ぐらい

買うつもりはなかったんですが、また煙草でないものを購入してしまいました。

これって、煙草の値上げに便乗して値上げしてる印象で、あんまりいいイメージを持ってないんですが、どんなもんでしょう。

f:id:UigOig:20240210111001j:image

なんと煙草でもないのにニコチンを含むって書いてあります。
f:id:UigOig:20240210111007j:image

裏面すべてを使って注意書き、さすがは第2類医薬品ですね。
f:id:UigOig:20240210110958j:image

製造元とその連絡先。
f:id:UigOig:20240210111010j:image

中身の方は空気穴が4列あり、白い吸い口にチャコールフィルター仕様となってるみたいです。
f:id:UigOig:20240210111004j:image

医薬品なんで味わいなんかを紹介するのも妙な事かもしれませんが、これはVLNやいっぷくリラックスよりもいい感じかもしれません。なんかこう充足感があるんですよね、なにしろニコチンが含まれてますからね、独特の清涼感もありながらコクもある。葉の詰まり具合も煙草に比べてみると多い方で、アメスピまでは行かないがロングピースぐらいは詰まってるようで、長く味わえます。

煙草の代用品にするのはもちろんNGなんですが、喉に違和感を抱えているときにはこういうのもじつは良いのかもしれません。正直なところ煙草でないこいつに劣るシガレットもあるなという印象です。案外いいですね。それから一応書いておきますが、注意書きにもある通り喫煙習慣のない人や子供の使用はダメみたいですよ。

中華・ソフト

中華・ソフト

20本入り

1050円

タール12mg

ニコチン1.1mg

中華にはね、ソフトパックもあるんです。しかも1050円という超強気の価格設定。

さて一体どんな感じに仕上げてあるのかさっそく確かめてみるとしましょうか。

f:id:UigOig:20240127214005j:image

見てくださいこのホログラフィックなキラキラ中華を。
f:id:UigOig:20240127213959j:image

封を開ければ渋い印象のシガレットがお出ましになりました。

何だか如何にも中国っぽいぺたっとした色合いのコルクチップ柄の少し長めの吸い口ですね、フィルターはプレーンで空気穴は開いていないようです。
f:id:UigOig:20240127214002j:image

喫味ですが、以前に紹介したボックスタイプは華やいだ印象でしたが、このソフトパックバージョンはそういう判り易い方向性ではなくて見た目通りに渋味や苦味なんかが感じられてそれでいて甘みも感じられるといった様子で、ファーストインプレッションとしてはとてもおとなしいものであるなというのが正直なところであります。

ある意味では予想外の展開ではありますが、そこはやはり高級煙草らしく紙巻煙草に求められる要件は充分以上に満たしております。煙草というものは何も華やかさだけが肝要なわけではなくて、独特の重厚さをもって究極に近いシガレットとはこういうものであろうと訴えかけてくるのです。値段含めて万人に理解されるものではないのかもしれませんが、この中華ソフトの苦味とか渋味とか甘味といったものは我々が普段味わっているような庶民的なシガレットは如何に表面的で底の浅いものであることを思い知らされます。滋味ですよ滋味。中華・ソフトは味が良い。ごちゃごちゃ書いてもつまりはそういうことなんです。