ゴールデンバット・シガー
20本入り
280円
リトルシガー
10月にまたドーンと値上げということで、でもないんですが、今は北海道限定販売となっているバットのレギュラーとメンソールを専門店で両方買ってみました。
専門店なら地域限定販売の煙草も手に入ります。煙草が好きなら1か所ぐらい行きつけの店を開拓してみるのも面白いもんですよ。
フィルターがどうにも邪魔でしょうがないんですが、やはりレギュラーはゴールデンバットだなという味わいです。ラムフレーバーで葉っぱの質はあまり良くない。でも味が良くない訳じゃない。
十分にノスタルジックで、レギュラーサイズということで1本吸っても疲れない。
フィルターが付き、リトルシガー化され、姿形は変わってしまっても100年以上の歴史のあるこの煙草はやはりバットに違わない訳でして、たかだか数十年しか煙草を吸っていない私なんかの危惧は余計なお世話だったのかもしれません。イメージカラーの緑色は妹分のメンソールに譲って、自分はこれからの100年は紫色で行くのだと新たな決意表明にも似た主張が感じられました。
天晴ですよ。
どちらも空気穴はありません。
そもそもフィルター自体も必要ありません。
横っ面の右下に小さくSWEET&MILDの表示。
以前は表にありましたけどね、実はお爺ちゃんは昔、甲子園に出たことがある。みたいな感じになってしまいました。
付喪神をご存知でしょうか、年月が経って古くなった道具などには付喪神という霊魂が宿るとされています。バットもきっとそうなんじゃないでしょうかね。世間の事情で変化を余儀なくされても、この仕上がり方ならば、もしも明治の文豪が吸ったとしても旨いと言うんじゃないでしょうか。