ヒーロー・レッド & ヒーロー・イエロー
どちらも10本入り
どちらも500円
煙草の専売制が始まるよりも昔、京都の村井兄弟商会からヒーローという両切り煙草が販売されていました。今は商標登録が切れているのでこの名前を使用しているらしいです。
税金対策で生み出されたのは想像に容易いですが面白いコンセプトです。
ドイツあたりには既にこういう超ロングサイズの紙巻があるとかないとか。ここは不確かな情報です。
4分割を推奨されるような雰囲気ですけど、私的には3分割が丁度いいような気がしました。4分割は流石に短すぎました。
長さ実に174ミリの両切り煙草です。このややこしい時代に両切りを新たに世に出すなんてなんてアナーキーなんでしょうか、最大限の賛辞を送りたくなります。
イエローはバージニアブレンド。味は粗さのあるピースを思わせます。フィルターを付けようが付けまいが然程味わいに変化はない様です。悪くないですね。
レッドはアメリカンブレンド。こっちはアメリカンブレンドのお手本みたいな味わいで、これまたなかなか良いものです。低価格の割にこれだけの味がするのならこれで充分かも知れません。
フィルターは別売りになっています。110円。
替えのフィルターが40個と既に吸い口に仕込まれている1個で全41個入りです。
スペアチップは必要ないような気もします。
スライドボックスで何だか凄い見た目です。こんなもの今まで見たことが有りません。
4分割してフィルターを装着してみました。キングサイズの煙草と比べると随分と短いです。エコーぐらいでしょうかね。
葉詰めは充分なものであるけどもせいぜい3分割ぐらいにとどめておいた方がいいのかもしれません。2分割では序盤が薄すぎると感じました。
あとこれはハサミのせいかもしれませんがチョッキンしたときに細かい葉っぱが散らばるのが個人的には気になります。
吸い口は樹脂製ですからぎりぎりまで吸うと溶けてしまうでしょうから、これぐらいは残すことになります。で、4分割1回でフィルターはこれぐらい汚れました。
貧乏魂を満足させるには煙管かシガレットホルダーを使用すべきかも知れませんね。
問題点としましてはやはり自分で分割する必要があることと、その分割したものをどうするのか、私は箱にそのまま入れていますがなんかちょっとね、しっくりこないです。
味は悪くない訳ですがこれらの問題点を払拭するまでおいしいものでもないのも事実です。簡単に言ってしまえばめんどくさい煙草です。
そのあたりの問題点をなんとかできればこういった新しいタイプの煙草も未来があるのかもしれません。