10本入り
280円
タール14mg
ニコチン1.1mg
ショートホープ、ショッポの愛称で親しまれてきたホープですが、高いですねえ、時代の流れとは言え、私が初めて買った時は1箱110円の時代でした。
でも箱のデザインは今風にマイナーチェンジされていて、ホープたるその領域が狭くなっても破綻なくまとまっていていいと思いますよ。
箱を開けてみると銀紙にミシン目が入っています。
親切なような、おせっかいなような。
巻きの方は、プレーンフィルターで空気穴は5個だけ存在します。
昔からそれがあったかどうかはちょっと解りません。
それから、HOPEと印刷された白い部分も昔はありませんでした。
巻紙にHOPE CIGARETTEと印刷されていました。
HOPE EXCELLENTと印刷されていたのも見たことがあります。
ハネータイプ、つまりは蜂蜜着香のセミアメリカンブレンドとなっておりまして、松川が微量ながらブレンドしてあった筈です。もう少し気難しさのある煙草だと思っていましたが、記憶違いだったのか、私の舌がおかしいのか、随分と吸いやすい煙草ですね。
日本初のフィルター付き紙巻煙草なんですが、昔はもっとグッとガツンと来ましたよ。今は14ミリですが、私の知る限り20ミリ、18ミリ、16ミリ、15ミリと、どんどんTN値は下がっていきました。そしてそれに従い、当然の如く味わいの方も矮小化していってしまいます。
ラインナップもオリジナルの他にライト、メンソール、スーパーライトと、時代に迎合しきっております。もっともフィルターが付いた時点でそれは始まっていたのかもしれませんね。
今回は見事に昔の話ばかりですが、ホープは昔の方が確実に美味かったのは間違いありません。
ロングホープなんてのもそういえばかつては存在してましたね。
昔のまんまのホープ・クラシックがあればいいんですよ、レギュラーサイズの20本入りにして、値段が少し高目でもいいからそういうのがあれば、私はそっちを吸いますよ。
決して今のがダメな訳ではないですけど、もっといいのを知っている以上は、そりゃそうなるってもんですよ。
これは久しぶりに吸ってみたら、なんか物足りなさを感じてしまいました。
初めて吸ったのは90年代でしたが、ずっとこうだったわけではないんですよ。とだけ。