マールボロ ソフトパック
20本入り
600円
タール 12mg
ニコチン 0.9mg
こいつもついに600円ですけど、買ってみました。
ボックスタイプは以前紹介しましたがあんまり良い印象は残っていません。ソフトはどうなんでしょう、まあ同じだと思いますけどね。
洋モクのソフトパックってなんだか今や前時代的で少し恥ずかしいです。
これが粋だと思えるのなら、80年代か90年代に何か忘れ物があるんじゃないでしょうか。
空気穴は多分なし。
味わいは猛烈な紙臭さと意外なほどの旨味、そして香ばしさ。意外といける。
あの頃と同じ250円なら煙草はこれでいいのかもしれない。
状態が良いのか思ったほど悪くなかった。
私はこれを粋だなんて思わないけど、私自身忘れ物がある人であることは事実である。逆にない人なんているのだろうか?
この煙草に別に思い入れがある訳じゃないけれど、いつまでも変わらずにあると思っていたものが何だか変わってしまっていて誰にでもわかるあの感情が湧いてきてしまうものだ。マイルドセブンみたいに名称を変更したりしていればまた違っていたのかもしれないが、そうじゃない。
紙巻煙草として悪くないことは10年ぶりぐらいに再確認できたのだが、やっぱりコレジャナイ感は否めない。変わったのはマルボロの方だけじゃなくて、私自身もあのころとは変わってしまったのだ。前向きな言い方をすれば少しづつアップデートを繰り返しながら後戻りできない所まで変わり果ててしまったのだ。
これで良いのか悪いのか、それともそんなことはどうだっていいのかサッパリ解らないけれど時間の経過とはこういうものであるのだから仕方がない。そういう世界なんだから。
自分は違うという人も居るでしょうが、それは別の違った物の見方をしているだけで、世界の有りようは変わらない。万物は時間と共に変化していく。そしてそれを受け入れる。そうすることのみが我々には可能で、それ以外の事は基本的にできない。
煙草を吸うという行為もそれは同じ。私は煙草に時間を割く。