煙草は遊び

VLN

VLN

20本入り

600円

タール5mg

ニコチン0.1mg

また変な煙草を買って来ましたよ。なんでもニコチン95%オフだそうで、煙草のニコチンは根っこの部分で作られているとのことで、その生成をほぼ止めてしまうことで葉っぱに含まれるニコチンを大幅に減らすことができるとホームページにはありました。どうやって止めるのかは判りませんでした。ちなみにニコチン実測値は0.04mgとのことです。

あんまりこういう類の煙草はないですからそれなりに期待は高まりますが、どうなんでしょうね、さっそく開封してみます。

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意外なことに濃い目の色合いのコルクチップ柄の吸い口を採用しており、そこに空気穴は2列空いております。

すごくアメリカっぽいデザインをしておりますね。
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味わいなんですが、タールに対してニコチンの少ない煙草ってのは葉っぱの質が悪いからではと思っていたんですが、このVLNはそういうわけではなくてニコチンこそ少なくてグッとくるものは全然ないのは確かなんですが、しっかりとした香りが有るんですよ、終盤なんかはかなりのもんです。これは意外でした。スモーキンジョー・フルフレーバーを思い出すような味わいです。また、紙巻煙草としての品質も高く、葉っぱの詰まりもいいですし片燃えなんかせずに綺麗に燃えて行き灰も飛び散り難くなっています。メンソールもあるようですが、そっちも買ってみようかなと思わせますね、正直このVLNはそんなたいしたものじゃないだろうと本当は思っていたんですが、こんなにちゃんとした煙草だったとは意外でしたね。欠点といえば入手性と吸いごたえが足りないことぐらいでしょうか。それから人に勧められるかどうかですがこれは勧めないでおきます。物足りないので。

メビウス リミテッド エディション

メビウス リミテッド エディション

20本入り

600円

タール10mg

ニコチン0.9mg

今回買ってみたのはメビウスの限定品、リミテッドエディション。

数量限定品ですので興味がある方は早めに試してみることをお勧めします。

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かつて刻み煙草で使われていた日本の葉っぱをブレンドしたらしいですね。これは期待が高まるというものですよ。
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伝統の銘葉ここに極まる。と、気合の入ったリーフレットが出てきました。
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薩摩の国分葉、水戸の水府葉、神奈川の秦野葉の日本3大銘葉をぶち込んであるということで貴重な煙草と言えるでしょう。皇室にも献上してたとのことですし。
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シガレット自体は空気穴1列のプレーンフィルター仕様で、メビウスらしくチャコールフィルターというわけではありませんでした。

銅色のラインがリミテッドエディションっぽさをさり気なく演出している感じでしょうか。

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で、味わいですけどもメビウス感はあんまりして来なくてやっぱりこれは刻み煙草の小粋に通ずる味わいを感じますね、残念ながら私にはどれが国分でどれが水府でどれが秦野なのかは解らないんですけど、刻み煙草独特の刺激があって随分と強い煙草だなと思わせてくるのですよ、しかしながらバージニア葉やらバーレー葉、オリエント葉なんかは入っているのかもしれませんが、ほとんど感じることができなくて、ボディーというか重たさはそれほどでもない様子ですね、ひたすらに日本の煙草とはこういうんですよと訴えかけてくるんですよ。

だいぶ前に凛なんていうこれと同じように煙管で吸う煙草葉を使用したシガレットがありましたけどあれはすぐに廃止になってしまいましたから、これみたいに始めからメビウスの限定品として世に放って興味がある人にだけ訴求しておけば伝説みたいに存在を残すことが可能なのかも。

まあごちゃごちゃ書いてますけどこういった試みはすごくいいですよね、煙草っていうものは嫌われ者かもしれないけど歴史もあってインパクトもある良いもんなんですよっていうのが判りますからね。小粋を吸ったことのない人なんかは是非このリミテッドエディションを吸ってみて、本来の日本の煙草はこういう感じなんだなと認識を新たにしてみるのは決して愚かなことではないと断言できます。

ピース・リトルシガー

ピース・リトルシガー

20本入り

650円

これもこないだ、CLUB JTのサイトで買ったんですが、サイト限定ではなかったように思います、なんかどこかのお店で見かけたような記憶があるんですよね、そんなに多くは出回っていないようですが、そのあたりは今度専門店で確かめてみることにします。

パッケージが紺色に茶色で実におじさんぽいですが中身の方はどんな具合に仕立ててあるのか早速確かめてみますね。

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ふたを開けてみるとこんな感じでシート煙草と同じような色合いの吸い口に紺色にゴールドで鳩のマークが付いてますね、Peaceの文字は見当たりません、そんなこといちいち入れなくても判ってますしこの金の鳩はピースでしかありえませんからこれでいいでしょう。空気穴は見づらいのが1列だけありました、フィルターはプレーンフィルターを実装してあります。シート煙草もわかばシガーなんかとは違っていてちゃんとしたものを使っていますね。
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そしてこの位置から見ても茶色いんですよね、こういうのは他では見たことないです。先ほどプレーンフィルターと書きましたが、このプレーンフィルターは2つ入ってます、これは空気穴の性能との兼ね合いなのか、それともこの茶色いフィルターが煙が通ることによって変色していくのをいい具合に調節しているのかそのあたりの理由はよく判りませんでした。
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火をつける前の香りはバニリンそのものというよりも、よりリアル寄りのバニラ香といえるもので、キャスタープレミアムバニラみたいな様子の香りに近いですね。

味わいはリトルシガーらしく程よいビターな香りが終始ありながらも、やっぱり100%バージニア葉のピースを吸っているのだなと思わせるもので、甘みもかなり強い部類で、人によっては甘みが邪魔に感ぜられるかもしれません。吸いごたえは軽い方でしょう、10ミリぐらいの紙巻煙草を想像してもらえれば良いかと。燃焼時間は軽い吸い口ですからそれほど長くは燃えていませんが、速く燃えすぎて損だなんてことはないと思います。

でも、これがピースかというとこれは自分の中にあるピース像とはベクトルの異なる亜種としてのピースなんじゃないかと感じる訳です。リトルシガー然としたこのビターな味わいは元来のピースとは一線を画すと思うんですよ、決して不味いなんてことはなくて美味しい煙草であることには違いないんですがその辺は人を選ぶ味わいになっているのではないかなと、そんな感想を持ちました。

セブンスター・ボールド・ブラック

セブンスター・ボールド・ブラック

20本入り

600円

タール18mg

ニコチン1.7mg

また黒いセブンスター??

って思うかもしれませんが、これはCLUB JTのオンラインショップ限定で今年の5月から販売しているボールド・ブラックというグレードです。

ボールドという言葉には「大胆な、勇敢な、度胸のある」なんて意味があるみたいですが、いったいどんな感じなのか試してみたいと思います。

パッケージはブラックエディションよりもさらにブラックな様子で近寄りがたいようなオーラを感じますね。

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封を開けてみると細い黒のラインにSevenStarsとあり、さらに1本1本にななつ星が印刷してあります。そして空気穴はなく、セブンスターですから当然チャコールフィルター仕様であります。
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味わいなんですけども、タール18mgのニコチン1.7mgと、JTの紙巻煙草ではロングピースに次ぐハイスペックを誇り、チャコールフィルターの煙草のなかでは最強に位置する存在となっております。かつてセブンスターにはリアルスモークっていう亜種がありましたけども、あれからさらに重厚感や吸いごたえ、満足感やら煙の存在感なんかをさらに強化したような吸い味をしています。

時代の要請とかいうものに真っ向から立ち向かう存在。

「煙草というものは本当はこんなにも重厚で重苦しさをも感じさせるものなんですよ、あなたこれをちゃんと喫することができますか??これでもチャコールフィルターでマイルドにしてあるんですよ??」

なんてJTから昨今の軟弱で気の抜けたスモーカーに問うているわけですよ。重たい、実に重たい、でもこれはセブンスターに他ならない。達磨、バーレー、バージニア、ビターチョコレートの香り、少しバージニアが足りない様にも感じますがセブンスターを2段階ぐらいグレードアップさせるとこんなすごいものになるんですね、今年吸った中では1番のインパクトを受けましたね。なんで普通のお店で売らないのか、わかるような勿体ないようなそんな煙草です。

セブンスター・ボックス Black Edition

セブンスター・ボックス Black Edition

20本入り

600円

タール14mg

ニコチン1.2mg

数量限定の黒いパッケージのセブンスター・ボックス。たまにね、こういうのを出してくるんですよ。今回は抽選でオリジナルジッポが当たるみたいですけど、私はもちろん応募しません。

でもまあせっかくのブラックエディションなんで買ってみたわけです。

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中身は普通のセブンスターと何ら変わりはありません。空気穴なしのチャコールフィルター仕様。お馴染みの太めのシルバーのラインと細いシルバーのラインに黒字でSevenStarsとありますね。
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味わいも当然普通のセブンスターと変わりはないわけですが、いつもセブンスターの人はいつも通りなものでしょうけど、私は最近ピースシリーズをよく吸っていたので、最初の1本目は物凄く苦味のある煙草だなと感じました。達磨の重厚感とビターなチョコレート着香に支配されていてとても個性的に思えます。終盤近くになってくるとようやくバージニア葉の味わいが感じられるようになってきて、これもまたいい感じに締めくくってくれますね。終始バーレーのゴソゴソした感じもありながらも一服としての完成度はやはり高いものであるのだなあと感想を持ちました。吸いごたえも結構ありますし、これでなんだか物足りないなんて人はあんまりいないんじゃないでしょうか。

そんなセブンスターのブラックエディションですが在庫がなくなり次第終了なので、まだためしていない方はお店に急いだ方がいいかもしれませんが、普通のセブンスターはこれからも手に入りますから味わうだけならそんなに慌てる必要はないと思います。

ピース・アロマ・クラウン 100's・ボックス

ピース・アロマ・クラウン 100's・ボックス

20本入り

640円

タール6mg

ニコチン0.6mg

アロマ・クラウンを買ってみましたが、高いですね。アロマ・ロイヤルやアロマ・インフィニティに比べて入手性は悪いですね、売ってないコンビニも結構ある印象ですがいったいどんな具合なんでしょうか、確かめてみましょう。

トヨタのクラウンロイヤルっていう車がありましたけど、それとは多分関係ないと思いますが、値段が高めであることは共通事項ですね。もっとも車は中古ならば安く手に入りますけど煙草はそういうわけにはいきません。

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空気穴は多めに1列開いています。

シルバーのラインにこれまたシルバーの文字でCrownとありますけど、上品な見た目をしておりますよ。色合い的になんだかおじいちゃんっぽいですね。
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シガレットの香り自体はいいものではありますが、ライトやロイヤルよりも弱い煙草ですからどうしても巻紙の匂いに負け気味のように感ぜられます。

火をつけてみると100'sサイズですからどうしても吸い始めは香りが薄くて物足りなく感じてしまいます、それでいて紙の匂いも感じられてしまうものですから前半はちょっと残念な印象です。それでも中盤に差し掛かると、品のいいピースらしさが頭をもたげてきますから、嗚呼やっぱりいいもんではあるんだなとなってきます。そして終盤にかけてはピースのアロマシリーズをすっているんだなと思わせてくる感じです。

正直なところ、私にはこれはちょっと繊細過ぎる出来に思われます。ライトやアロマ・ロイヤルはロマンスグレーの50代ぐらいのおっさんで、このアロマ・クラウンは60代から70代の品のいいおじいちゃんみたいな煙草だなという印象を受けてしまいました。若い人が吸ったらだめとかそういうんじゃなくて私にはそう感じられたというだけのことです。柳屋ポマードの香りと相性がいいようなそんな感想を持ちました。でもまあ吸い続けていけば美味しい良い香りの煙草であることは間違いないですから、充分にお勧めできる一品であることは疑いのないものであります。

マールボロ・トロピカル・スプラッシュ 8 ボックス

マールボロ・トロピカル・スプラッシュ 8 ボックス

20本入り

600円

タール8mg

ニコチン0.6mg

これ、最近出たみたいですよ。以前にもマールボロにはダブルカプセルのトロピカルメンソールはあったんですが、それの後継に当たるんでしょうね。パッケージにはVISTAってありますけど不確かではありますが元々これは免税店限定の銘柄だったのでしょうかね。

PM社は紙巻煙草撤退するはずなんですが、まだこういった焼き直しとは言え新しいラインナップを持ってくるんですよね、不思議です。正直なところこういうのは不人気で廃止になる前に味わっておいた方がいいと思います。

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巻き自体は何だか夕焼けみたいな風情ですけども、マールボロなのでカプセルは歯で潰すんじゃなくて指で潰せるのでそこは私はいいところだと感じています。

空気穴は1列ありますね、普通です。
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で、味わいなんですけども、かつてのトロピカルフュージョンだかそんな名前のやつに比べれば節度のある味わいに抑えてあるように思えます。こってりではなくてあっさりめのトロピカル感です。それに加えて強烈なメンソール感が合わさりますからインパクトは絶大なものがありますが、それほど重厚なものではないので案外と薄っぺらいものに感ぜられます。マールボロはこういう変わったフレーバーものよりもブレンド No.27みたいなのをまた出せばいいのにと思うんですが、そういうのはもっと受けが悪いんでしょうね。