パーラメント 100's ボックス
20本入り
580円
タール9mg
ニコチン0.7mg
英国のベンソン&ヘッジスが元々の製造販売で、途中でフィリップモリスに買収されて今に至るようですね。パーラメントとは議会という意味があります。
だいぶ窮屈なデザインにされてはいるんですが、お洒落に纏めてきましたよ。
写真だとわかりづらいですが、なかなか凝った細かいエンボスが施されていて、プレミアム感は十分です。ニューヨーク5番街といえば富の象徴です。マンハッタンですよマンハッタン。
でも、アメリカ本国のパーラメントはマルボロなんかと同じ値段で、別にプレミアムな訳ではないんですね。40年ぐらい前の話になりますが、東京12チャンネルで3時のおじゃまクイズという番組があって、司会者の宮尾すすむがロケ先で一般の人にクイズを出すんですが、その中の賞品にこれのカートンがあったような記憶が蘇りました。当時はカートンじゃなくて段ボールって言っていたかもしれません。それぐらい昔の話。
裏面には"旨いですよ~"みたいな文章がありますね、実際その通りです。
実に繊細な味わいで、ほんの少し塩味も感じますね、着香は無しなのか、煙草葉の味わいが強すぎず弱すぎず上品に感じられます。比べちゃいけませんが、同じTN値なのにラーク・クラシック・マイルドとはえらい違いです。あっちはストレスを感じたときに吸うといいのかもしれませんが、こっちはそんな下世話な煙草じゃありません。
ちょっとばかり高いですけど、余裕のある方はこれでいいんじゃないでしょうかね。少し多めに出す価値はあります。また、金額の問題だけでなく、精神的にも余裕がないとこの繊細な味は解らないかもしれません。
そしてこれがリセスドフィルターというやつです。
JTの今は無きコスモスが模倣していた過去がありますけど、あちらは1本吸い終わるころには強度が足りずビロビロになってしまいましたが、本家は違います。
ケントのジェットフィルター程硬くはないですけど、十分な硬さで銜え心地は良いもんです。
葉詰めが緩いのか、燃焼速度は速いかもしれません。でも変にトントンして詰めたりすると、繊細な味が崩れてしまうぐらいに繊細な煙草です。