ゴロワーズ・カポラル
20本入り
590円
タール 10mg
ニコチン 0.8mg
カポラルなのかブリュンヌなのか、どこにもカポラルなんて表記はないけれど両切りなのでカポラルでいいんじゃないかと。
このフランスの黒煙草は労働者の煙草だそうで随分とグルメなもんを吸ってらっしゃるみたいですね。ほんとかどうかは知りません。
パッケージには羽根つき兜の絵があります。
私がこの煙草の存在を知ったのはまだ未成年のころ、例の私鉄沿線97分署を観ていたらこのゴロワーズが犯人逮捕のヒントになったエピソードがあってゴロワーズなんていう煙草があるのかと私は初めて知りました。
封緘紙はこんな張られ方をしとります。初めて見たようなそうでもないような、珍しいことに変わりはないですけど少しだけ驚きましたよ。
火をつける前の香りは鰹節系のあの香りです。知らない人はここでまた驚くでしょう。その前にフィルターがないことにも驚くでしょう。巻紙にシマシマのあの模様がありません。両切りなので短くなるまで吸わなきゃダメな奴です。何でも凝らなきゃダメな奴です。人間無駄に年を重ねると新鮮なことが無くなってきて、目にするもの全てが珍しい赤ん坊を羨ましく思うものです。
苦味がありながらもそこに爽やかとは言いにくいがコクがあるようであっさりとした奥深くにある甘味と旨味。この味わいは葉巻に近いです。スワレなんかにも近いです。案外フレンドリーな味わいですが、この独特さを許容できない方には厳しいものに感じられるんじゃないでしょうか。個性的な味わいです。
燃焼もレギュラーサイズにしては長めな方ですぐに終わってしまうなんてことはないようです。入手性は良くないですよ、でも拘るのならそんなこと言ってられませんよね、それが何かに凝るということでしょうし。より短くなるまで吸えますからシガレットホルダーを使うことには反対はしません。これはかなり良い部類の紙巻煙草と言えるでしょう。
両切り煙草はこれとピースとヒーローぐらいしか普通に手に入りませんから今や貴重な存在です。