クラン・アロマティック
40g入り
1330円
パイプたばこ
たまに日本に来なくなるこの煙草は、歴史もあって根強い人気があるんでしょうか。
でもこれを1番好きと答えるスモーカーはあんまりいないんじゃないでしょうか。私自身も実を言うとあんまりいい印象は残っていなくて、 暫く買っていなかったのですが一体どんな感じなんでしょう。
デンマークのスカンジナビアンタバコ製です。洒落たパッケージです。
こんな風にパッケージに煙草としての強さ、着香の強さ、ルームノートの表示が有ります。
5段階表示で、
Body:3
Aromatic Taste:4
Room Note:3
とあります。まあ普通で、着香はやや強めと捉えておけばいいのでしょう。
フィヨルドでしょうかこれは、絶対に日本人には思いつかない構成のパッケージデザインと思います。
14種類の葉っぱをぶち込んでユニークな味わいになったみたいなことが書いてあります。
数年ぶりのこの煙草、葉の色合いはもっと明るかった気がしましたが案外ダークな色合いですね。火を付ける前の香りも思いのほかスモーキーなものです。
こいつを欧州のどこかの国の貧乏学生は手巻きでやるとの情報をかつてどこかで目にしたことが有ります。
で、巻いてみました。味の方はココアの香りにスモーキーさが加わっていい具合です。これはやっぱりラタキアが効いているということなんでしょうかね。
でもやっぱり刻みがパイプ用で大きいですから、火種の維持が必要となり快適に喫するのは難しいですね。手巻きにするにはおとなしくファインカットの方を選ぶのが正解のようです。
これの紙巻煙草を出せばいいのに。
パイプ煙草はやっぱりパイプでやった方がいいはずです。
予想外にスモーキーな香りがしましたので、私が最近呑んでいる安いウイスキーと合わせてみました。トワイスアップとかそんな洒落た飲み方じゃなくて烏龍茶割りですよ。それも安いやつ。
するとあることが判明しました。クランとは一族とかそんな意味ですが、今の私は下町で安い酒を呷り、安い煙草を燻らしている訳ですが、そんな風情を楽しむ(楽しめる)奴等みたいな事なんだと。
お金なんか掛けなくたって楽しみはそこにあるんだ。そう言う事が解る連中がクランなんだと、だからこの煙草はクランっていうのだと。
でも、手巻きでもやれる葉っぱですから燃えるのは速いですね。味はほんのりとラタキア薫香にやり過ぎない着香が掠めていく感じ、何だか以前に喫した時よりもいい印象を受けました。
毎日呑むお酒は安いのを適当に呑めばいい。煙草だってカッコつけずにこういうのを巻いたりパイプでやったりすればいい。こういうのを楽しめるのならばクランの仲間入り完了というわけです。